スリランカ発祥のアーユルヴェーダについて

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みなさん"スリランカと言ったらアーユルヴェーダ"と、なんとなくの印象はあるのでは無いでしょうか?
スリランカの人と沢山話していると、
スリランカの人たちにとってアーユルヴェーダというものは、
私たちが思っている以上に身近なものであり大切なものだと言う事を知りました。

アーユルヴェーダとは?

アーユルヴェーダとは薬草や植物を生かし、食べ物や大地の力を借りて治療を行っていくのです。

アーユルヴェーダの考え方では、どんな人も3つのエネルギーを持って生まれてくると考えられています。

・ヴァータ(vata)/ 風のエネルギー
・ピッタ(pitta)/ 火のエネルギー
・カッパ(Kapha)/ 水のエネルギー

これら3つは"ドーシャ"と呼ばれ、
一番割合の多いエネルギーがその人の一生涯のメインのドーシャとなるそうです。
この3つのドーシャのバランスをその人にとっての最適の状態に整えることより、心と身体が健やかに保たれると言われています。

◼︎ ヴァータ(vata)/ 風のエネルギー
・痩せ型で華奢な体形をしている人が多い。
・末端冷え性
・胃腸の調子が安定しない
・便秘ぎみ
・物事をてきぱきとこなし、理解力もある
・精力的、創造的
・疲れやすい
・熱しやすく冷めやすく、気分屋
・ストレスに対しては心配や不安などを感じ、自分を責める傾向がある
・睡眠は比較的短く、不眠になりがち

◼︎ ピッタ(pitta)/ 火のエネルギー
・中肉中背の人が多い
・皮膚が弱く赤くなりがちなので日焼けは避けた方が良い
・胃腸が強く消化力に優れている。
・空腹になるとイライラする。
・喉が渇いたと感じることが多い
・自信に溢れており社交的
・知性的で聡明な為、リーダー気質である
・ときに批判的になる事もあるので注意
・ストレスに対しては、怒りを感じ他人を責める傾向がある

◼︎ カッパ(Kapha)/ 水のエネルギー
・太りぎみの人が多い
・体力がある。
・色白の人が多く、肌はオイリー
・食べるのが好きで、すぐに体重が増えてしまいがちな体質
・新しいことを理解するのに時間がかかる
・寝るのが大好きで朝がとても弱い
・寛容で忍耐強く、平和主義者
・ストレスに対しては、現実逃避し避けて引きこもりがちです。

あなたのドーシャは?

簡単に診断してみましょう!

1体型
A痩せ形/B中肉中背/C太り気味

2筋肉
Aあまり無い/B平均的/Cかなりある

3手足の状態
A指先や足先が冷える/B全体が温かい/C全体が冷たい

4皮膚
A薄く乾燥しやすい/B炎症やかゆみが出やすく敏感/C毛穴が大きい

5髪質
A乾燥/B柔らかく細い/C太く量が多い

6肌質
A敏感肌/B乾燥肌・混合肌/C脂性肌

7爪
A青白く割れやすい/B強くピンク色/Cぶ厚く大きい

8目
A小さい/B普通/C大きい

9歯
A歯並びが悪い/B普通の大きさ/C歯並びがよい

10食欲
A日によって変化/B食べることが好き/C安定しておりよく食べる

11食べ物の好み
A塩辛いものが好き/Bスパイシーなものが好き/C甘いものが好き

12消化力
A便秘気味/B下痢気味/C快便

13話し方
A速くおしゃべり/B議論好き/Cゆっくり話し言葉が少なめ

14スタミナ
Aすぐ疲れる/B暑いと疲れる/C自信あり

15汗
Aほとんど汗をかかない/B汗っかき/C動きに応じて

16睡眠
A寝付きが悪く歯ぎしりをする/B寝付きは良く寝汗をかく/C寝付きが良くいびきをかく

17夢
A見ても忘れる/B内容を覚えている/C内容を滅多に忘れない

18性格
A創造的・心配性・気分屋/B攻撃的・勇敢・自信家/C寛大・穏やか・慈愛深い

19金銭感覚
A衝動買いが多い/B高級品が好き/C貯金が好き

20思考
A理論的/B夢想家/C柔軟性がない

21記憶力
A覚えは速いがすぐ忘れる/B普通/C覚えは遅いが忘れない

いかがでしたか?
・Aが多かった人はヴァータ(vata)/ 風のエネルギー
・Bが多かった人はピッタ(pitta)/ 火のエネルギー
・Cが多かった人はカッパ(Kapha)/ 水のエネルギー
があなたのメインドーシャとなります。
(あくまでも簡易診断です。)

食事法

食事にはグナ(性質)とラサ(味)があります。
それを踏まえてドーシャ別に食事の摂り方について見ていきましょう。

◼︎ ヴァータ(vata)/ 風のエネルギー

重めのもの、温かいもの、水分の沢山摂るようにしましょう。
油も適度に摂り、ホットミルクやハーブティーなどを積極的に摂ると良いでしょう。
甘味のあるものや酸っぱいもの、しょっぱいものも摂取して下さい。
ミネラル類(カルシウム、銅、鉄、マグネシウム、亜鉛)を摂ることがとても大切です。
ビタミンはA, B, B12, C, D, Eを摂るようにしてください。
生野菜は避け、火の通った野菜を摂ると良いでしょう。
肉は赤身を中心に食べるようにしましょう。
ナッツ類はとても重要なので積極的に摂ってください。
油は亜麻仁油を避けて下さい。
スパイスをよく摂り、飲み物は温かいものを飲むようにしカフェインや炭酸は減らしましょう。

◼︎ ピッタ(pitta)/ 火のエネルギー

冷たいもの、重いもの、乾燥したものを必要としています。
生野菜やパンやシリアルなどを摂り、甘味のあるもの、苦いものも積極的に摂りましょう。
カルシウム、マグネシウム、亜鉛を摂ることが大切で銅や鉄は摂りすぎに注意。
ビタミンD, Eが大切で、A, B, B12, Cは摂りすぎに注意。
生野菜を良く食べ、甘味・苦味のある野菜を食べてください。
フルーツも積極的に摂りましょう。
牛乳やチーズはとても重要ですがヨーグルトは避けるのが無難。
砂糖などの甘味はピッタの人には必要です。
肉より野菜中心の食生活の方が向いています。
魚は海のものを摂り、淡水魚は避けましょう。
揚げ物はなるべく避け、摂る油はオリーブオイルやギー、大豆油にしましょう。
飲み物は冷たいものや紅茶やチャイ、豆乳が良いでしょう。
蒸留酒やワインの飲み過ぎには注意が必要です。

◼︎ カッパ(Kapha)/ 水のエネルギー

温かいもの、軽いもの、乾燥したものが必要です。
グリルした野菜やハーブティーを積極的に摂取してください。
辛味のあるもの、苦いもの、渋いもの摂りましょう。
カルシウムの摂りすぎに注意し、マグネシウム、亜鉛、銅、鉄、ビタミンA, B, B12, C, D, Eもよく摂るようにして下さい。
野菜は辛味・苦味のある温野菜を食べると良いでしょう。
甘酸っぱいフルーツは避けるのが無難。
牛乳やヨーグルトを避け、ローファットミルクを選ぶようにしてください。
蜂蜜以外の甘味料は避けるべきです。
ナッツ類も避けましょう。
揚げ物は避け、コーン油、アーモンド油、亜麻仁油を使いましょう。
スパイスを積極的に摂り、温かいものを飲み、
アルコールはワインはカパの人に向いていて、ビールや蒸留酒はカパの人には不向きです。

食べ物は心にとても重要に作用すると考えられています。
心の状態と身体の状態は繋がっているので
これらのことを頭の隅に置きながら、まじめに食事と向き合いましょう。
"病は気から"です。

アーユルヴェーダと病気の概念

・Ekavidha Vyadhi
病気の原因が1つのもの。

・Dvividha Vyadhi
病気の原因が2つの側面を持つもの。
2つの側面とは、ドーシャの乱れなどからくる内的要因と外的要因です。

・ヴァータが原因で引き起こす病気は80種類
・ピッタが原因で引き起こす病気は60種類
・カパが原因で引き起こす病気は20種類

と言われています。
いかに3つのドーシャのバランスを保つことが大切かが分かります。

時間の考え方

朝は肉体に関わる太陽の時間です。
6時前に起きることが、目覚めをよくする秘訣です。
寝起きに一杯の白湯を飲むと身体が浄化されます。
昼食は、アーユルヴェーダの中では最も大切な食事です。
12時前後に摂るようにしましょう。

夜は精神に関わる月の時間です。
18時以降は体は徐々に休む時間になってくるのでゆっくりと過ごしましょう。
ホルモンの調整が行われる時間を考え22時前に寝ることが理想。
そして22時以降は精神面での消化が行われます。

規則正しい生活を心がけることにより
ドーシャのバランスも自然と取れるようになります。

アーユルヴェーダというと日本のイメージを持たれがちですが、スリランカでは、サンスクリット語で「生命の科学」を意味する通りれっきとした予防医学なのです。
食事療法や生活習慣やその哲学までを含めて心身を整えていく治療法です。
そしてアーユルヴェーダ医学の大きな特徴は、その理論の中心に「心身の健康な状態」を基準として考えられているところにあります。
アーユルヴェーダでは身体が病気であるかないかに関わらず、本来の"心身の健康な状態"を定義し、その状態を維持するためにどのような治療を行っていけばよいのか、といった考え方を軸として、 心身の健康の予防に焦点がおかれていきます。
西洋医学のように、既に病気になっている身体の状態に対しての治療とは異なります。
現代社会でもとても重要な医学知識と予防医学と考えられており、世界保健機構(WHO)において、アーユルーヴェーダは補完医療として認定されているのです。
医療としてみた場合も、いわゆる"内科"は、アーユルヴェーダでは"カーヤ・チキッツァー"と呼ばれ予防医学の分類もあります。
アーユルヴェーダではとても大切な"脈診"など問診はカーヤ・チキッツァーの分類に含まれ、脈診からわかる生理上の全て働きや身体の状態について実際の患者を診ていきます。
アーユルヴェーダの施術には、必要とするハーブやスパイスを用いたオイルマッサージや
額の上に薬用オイルやミルクなどの液体を静かに注ぐシロダーラ、腰の上に小麦粉を練ったもので土手を作りハーブエキスやオイルを注いで浸透させ腰を温めていくカティバスティ、
そして処方に応じたハーブパウダーや薬草を特別な綿布で包んで作ったハーブボールを用いた温熱法のキリなどがあります。

知れば知るほど奥が深いアーユルヴェーダ。
是非あなたの日常にもアーユルヴェーダの要素を取り入れてみてはいかがでしょうか?

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■この記事を書いたタビニスト

WAWA 編集部

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