【パレスチナ】エルサレムから日帰り パレスチナ自治区ベツレヘムへ行ってきました!

日帰り半日
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どんなTrips?

こんにちは!Harunaです! みなさん『パレスチナ自治区』ってどんな場所かご存知でしょうか?? 「たまにニュースで聞く危険そうな場所」というぼんやりしたイメージなのでは? そんなパレスチナ自治区に女一人で潜入してみました!! イスラエルから日帰りで行けるパレスチナでの一日をご紹介します。

AM10:00

バスターミナル(HaNevi’im Terminal)

エルサレム旧市街のダマスカス門を出てすぐのバスターミナル231番のベツレヘム行きのバスに乗ります。
片道6.8シェケル(約200円)
このバスに乗れば乗り換えなしで40分でパレスチナのベツレヘムへ行くことができます。

行きは何もなくベツレヘムに到着しましたが、
帰りのバスでは途中チェックポイントでイスラエル兵がバスに乗ってきて、
さっとチェックしていましたがすぐに下りていきました。
特にチェックポイントで乗客が下車したり、パスポートのチェックなどはありませんでした。

(※時と場合によるだけかもしれないので、念のためパスポートと入国カードは持参した方が無難です)

AM10:45

ベツレヘムバス停

ベツレヘムに到着!!
バスから降りるとタクシーの客引きがわらわらと寄ってきます。
実はベツレヘムは見どころがそれぞれ離れていて、
徒歩ですべてを回るのは難しいのです。

そこで寄って来たタクシーの運転手のおじさんと値段交渉!!
2時間チャーターして50シェケル(約1500円)で交渉成立!

AM11:00

パレスチナ分離壁(アパルトヘイトウォール)

ベツレヘムのバス停から出て五分ほどで分離壁に到着!
この”分離壁”とはイスラエルがパレスチナ人をパレスチナ自治区のこの壁の中に閉じ込めておく
ためのもので、世界中から非難の声が上がっています。

運転手のおじさんに「ここで待ってるから自由に見てきていいよ」と言われ、
分離壁に沿って一人歩いてみる。
上にはイスラエル軍の監視塔が見えます。

無機質なコンクリートの壁にパレスチナ人が描いた様々なアートの数々・・
落書きや殴り書きに近いものや芸術的な絵まで様々だけど、
どの絵にもパレスチナ人の苦しみ・怒り・悲しみが込められているのをひしひしと感じました。

AM11:10

分離壁の周辺は私以外はほとんど誰も歩いていない。
監視塔があるからパレスチナの人はあまり壁に近づけないのかも知れないなーと
思っていたら、遠くに分離壁に絵を描いている男性を発見!!!

まるで夕方のニュースでテレビ越しに見るかのような光景。
実際にパレスチナ人が分離壁に絵を描いている姿を見るなんて
あまりに現実離れしていて実感が湧きませんでした。

邪魔しちゃ悪いと思いつつ、彼に話しかけてみました。
一枚の絵に一か月ほど時間を費やすそうです。
彼の絵には平和への強い願いが込められているのを感じました。

AM11:30

世界一眺めの悪いホテル(The Walled Off Hotel)

分離壁のすぐそばに謎の風刺画家バンクシーが手掛けたホテルがあります。
外観はとてもポップでかわいいのです。

ドアマンがまさかのお猿さん!いろいろ風刺が効いてます・・

入口の向かいにはハマス(パレスチナ・イスラム過激派)になりきれちゃう
立体的な顔ハメ人形付が置いてありました・・・。
色んな意味で全くもって顔をはめる気が起こりません(笑)
入口の猿じゃないドアマンに中の写真を撮っていいか確認をとると
どうぞどうぞとロビーに招き入れてくれました。

バンクシーはイギリス人らしいのですが、
なんだかイギリス風?のクラシカルな内装がステキ♡
でもよく見ると暖炉の炎が本物ではなく絵だったりします。

ロン毛のアーティスト風のお兄さんが絵になったので
勝手にモデルになっていただきました♪
時間がなくてお茶できなくて残念・・
次は泊まってみたいな!

世界一眺めの悪いホテルの基本情報

【住所】Caritas Street 182, بيت لحم
【アクセス】ベツレヘムバス停より徒歩15分
【HP】http://walledoffhotel.com/index.html

AM11:50

バンクシーのストリートアート

タクシーに戻って再び出発!
次はバンクシーが描いたストリートアート達を見に行きます。
東京でもバンクシーが描いたと噂になったリスの絵が話題になりましたね!

バンクシーの有名な絵は意外と小さく、何気ない壁に描かれているので
自力で探すのは難しいと思います。
一番有名な『花を投げる少年の絵』はガソリンスタンドの裏手の壁に描かれている
ということにびっくりしました。
ミルクグロットの前で降車。
当初二時間の予定でしたが、一時間半ほどでタクシーチャーターは終了しました。

タクシーの車内では運転手のおじさんの営業トークが延々と炸裂!
「このまま死海とマサダに500シェケルで連れて行ってやる」など
しつこかったのですが、根気強く断り続けました(笑)

それ以外は気のいいおじさんで、約束通り50シェケルを支払って終了。
特にチップをねだられることもありませんでした。

PM12:30

ミルクグロット(Chapel of the Milk Grotto)

実はベツレヘムはイエス・キリストが誕生した街なのです!
『ミルクグロット』とは幼子イエスを抱えたヨセフとマリアがエジプトに脱出するまで、
ヘロデ王の兵士から身を隠したとされる洞窟です。
マリアの乳房から母乳が滴り落ち、岩が白く染まったという伝説があります。

その伝説通り、不思議と白っぽい岩の洞窟の教会です。
幼子イエスの人形がありました。
なんというか、妙に大人びた表情の赤ちゃんでイマイチ可愛さが足りない・・
(個人的な感想ですw)



ミルクグロット基本情報

【住所】milk grotto st
【アクセス】降誕教会より徒歩10分
【料金】無料
【営業時間】営業時間:8:00 ~ 18:00 (夏季) 8:00 ~ 17:00 (冬季)
【休業日】無休

PM13:00

ミルクグロットから降誕教会までの道中で見つけたお店でランチ。
揚げたてのファラフェルもタダでくれたよ。

指さしで頼んだので料理の名前は不明だけど、
クレープ風の生地の中にチキンとピクルスとサラダが入っていて美味しかった!
見かけ以上のボリュームなのでこれだけで満腹に!

PM13:30

フレンドリーなパレスチナ人

降誕教会に向かって街をぶらぶら歩いていると、「一緒に写真を撮ってほしい」と急に子供たちに囲まれました。
なになになにー?!集団スリ軍団か?!と身構えましたが、ホントに写真だけで終了。
「どこから来たの?」「日本ってハイテクな国なんでしょ?いつか行ってみたいな」と口々に好奇心をあらわにするパレスチナの子供たち。
人懐こい笑顔がかわいくてまぶしくてとても癒されました。

子供たちに限らずパレスチナ人はみんなフレンドリーで親切!
「ようこそベツレヘムへ!」と声をかけてくれたり、あちこちで手を振ってくれたり、投げキッスまで!!
おばちゃん達に手招きされ、何かと思い向かったら摘みたてのセージティーをご馳走してくれました。

”パレスチナ人”というとニュースで聞く限り、どうしても過激なイメージになりがちですが
実際のパレスチナ人達は全く違いました。
ニュースは悪い側面を切り取っているだけにすぎないのだと感じました。

(※とはいえ現在はパレスチナガザ地区は厳戒態勢で一般人の立ち入りは大変危険です!!!)

PM15:00

降誕教会 ( Church of the Nativity)

日本人も大好きなクリスマスの舞台がココ!!
イエス・キリストが生まれた場所がこの降誕教会とされています。
ぱっと見は割と地味ですが中は厳かです。

クリスマスといえばクリスマスツリーにトナカイにサンタクロースに雪♡
というイメージかもしれませんが、ベツレヘムは中東なので12月でも雪はほとんど降らないし
もみの木のような寒冷地の常緑樹は生えていませんでした(^^;

イエスの顔をイメージすると絵画などから、
白い肌に碧い瞳のヨーロピアンかと思いますが
実際はユダヤ人なので今のパレスチナ人に近い容姿で
褐色の肌に黒い瞳のアラブ系だったと推測されています。
22億5400万人と世界No1の信者数を誇るキリスト教の聖地ということもあり
教会の右端には長蛇の列ができていました。

みんな教会の地下にある”イエスキリストが生まれた地点”を目指して並んでいるのです。
せっかくなので私も並んでみました。
あたりを見回すと欧米人だけでなく、エジプト人、インド人、エチオピア人など
様々な人種のクリスチャンが祈りながら並んでいました。


PM16:30

生誕の洞窟(The Grotto of the Nativity)

待つこと1時間半・・・やっと地下の入り口に到着!
つ・・疲れたーー!!
押し合いへし合い待っているのですごく体力を消耗しました。
降誕教会へ行くなら朝一がおすすめかもしれません。

イエスが生まれた場所にはシルバーの十四芒星が埋め込まれています。
一人ひとり祭壇にかがんで十四芒星にキスをしたり触れたりしていますが、
とにかく後がつかえているので長くは眺めていられません。

私も写真を撮ったら一瞬ではじき出されてしまいました^^;


生誕の洞窟から地上に戻り、ようやく落ち着いて教会内を一望できました。
多くの人種の人々が祈っているこの空間は
特にクリスチャンというわけでもない私にも、とても神聖な場所なのだと感じられました。

実はこの降誕教会はパレスチナという複雑な事情を有する場所にあるということで
『ユネスコ世界遺産』でありながら『世界危機遺産』に選ばれています。

パレスチナの持つ複雑な事情を肌に感じながら、ベツレヘムのバス停に向かって歩いて戻りました。

降誕教会の基本情報

【住所】Manger Square, Bethlehem, West Bank
【アクセス】ベツレヘムバス停より徒歩約25分
【営業時間】(夏季) 6:30~19:30、(冬季) 5:30~17:00
【料金】無料
【休業日】無休

いかがでしょうか?

パレスチナのベツレヘムで過ごした一日をご紹介しました。

特に印象に残ったのはパレスチナ人の怒りと悲しみ。
それに相反して旅人の私に対する親切でフレンドリーな態度。

まだまだパレスチナには私には計り知れないことが
たくさんある場所だと感じました。

街は荒廃したような場所もあるのであまり
遅い時間に一人歩きなどは避けたほうがよさそうですが
この旅で、遠くて関係ない世界だったパレスチナを少しだけ身近に感じ、世界で今起きている問題を感じることができた貴重な体験となりました。
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    ■このTripsを書いたタビニスト

    Haruna

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    プロタビニスト

    都内で働きながら有給や休暇で旅するOLトラベラー。
    頭の中は常に旅のことでいっぱい!
    大好きな旅の刺激や感動を、少しでもお届けできればなと思っています。



    カワイイがたくさんの女子旅から、
    バックパックを背負ってのアジア一人旅、
    優雅な豪華客船旅までジャンルや地域に拘らず様々な旅が好き♡♡
    いつかシルクロードを陸路で旅するのが夢。
    2019年現在、渡航数は28か国。

    プロフィール

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