• HOME
  • 投稿
  • PRO
  • 【カナダ/マドレーヌ島】アザラシの赤ちゃんに会いに行くためのいろいろHOW TO

【カナダ/マドレーヌ島】アザラシの赤ちゃんに会いに行くためのいろいろHOW TO

PRO

カナダ東部ケベック州の小さな島「マドレーヌ島」。このマドレーヌ島付近の流氷では毎年2月末からタテゴトアザラシの出産シーズンが始まります。白いふわふわの赤ちゃんが見られるのはたったの2週間!ここ数年は地球温暖化が原因で流氷の状態が安定せず、赤ちゃんに会いに行くのがだんだんと難しくなりつつあります。会えるのは奇跡。でも会えたら奇跡の可愛さが目の前に!行ってみたいけどツアーしかないの?会いにいきたいけど、流氷だし値段が高いんじゃない?などなど、いろんなハードルを感じる旅に思えますが、【自己手配】でマドレーヌ島まで行く方法やその他役立つTIPSをお伝えします。

基本情報

アザラシツアーについて

アザラシの赤ちゃんがいるのはマドレーヌ島が浮かぶセントローレンス湾の氷の上。ヘリコプターで行くことになります。このヘリコプターツアーを催行しているのが「シャトー・マデリノ(Chateau Madelinot)」というホテルです。マドレーヌ島までは個人で行くことができますが、赤ちゃん達がいる流氷にいくにはツアー参加、及びこちらのホテル宿泊が必須となります。

【予約方法】
直接ホテルに問い合わせしての予約が必要です。スタッフの中には日本語を話せる方がいますのでご安心ください。一度メールを送ると予約フォームが添付されたメールが返ってきますので、記入して添付・返信して予約完了です。

<Chateau MadelinotのHP> https://www.hotelsaccents.com/en/observations-des-blanchons
<問い合わせ先メールアドレス> chateau@hotelsaccents.com

【行き方】
最寄空港は「イル=ド=ラ=マドレーヌ空港(YGR)」です。航空会社はエアカナダ、もしくはパスカンアヴィエーションが運行しています。空港に着くとホテルスタッフが出迎えてくれますので、そのまま一緒にホテルへ向かいましょう。

【ツアーに含まれるもの】
・空港往復送迎
・ホテル宿泊費用
・ヘリコプターツアー1回分
・マスタングスーツ&ブーツ
・地上アクティビティ
・食事オプションあり(次項記載)

【宿泊日数】
少なくとも3泊は必要だと考えましょう。泊数が増えると、その分ツアー決行のチャンスが増えます。

食事オプションについて

ホテルには『Resto Bistro Accents』という館内レストランがあり、アザラシツアーに参加される宿泊客に2種類の食事オプションを提供しています。

(1)朝食+昼食+夕食の3食付きプラン
(2)朝食のみプラン

もちろん食事オプションはつけなくてもOKです。ただ、島内にレストランがいっぱいあるわけではありませんし、交通手段も限られていますので少なくとも朝食のみプランはあったほうがいいと思います。
地元のシーフードをふんだんに使用したメニューやケベックのB級グルメ「プーティン」もあったり、バラエティーに富んだ料理が多く用意されていますので飽きは感じません。味もとっても美味しいですし、何よりスタッフのあたたかなサービスのおかげで、私はここでの食事の時間が大好きでした!

島内アクティビティについて

アザラシツアーの他に宿泊客が参加できるよう様々な島内アクティビティが無料で用意されているのも嬉しいポイント!以下はアクティビティの一例です。

▶︎島内観光シャトルツアー (所要時間:各3時間)
 ∟島の東部・中央部・西部に分けて実施
▶︎氷上釣り (所要時間:3時間)
▶︎雪上トレッキング/ハイキング (所要時間:各3時間)
▶︎日の出ツアー/日没ツアー (所要時間:各1時間半)
▶︎星空鑑賞 (所要時間:3時間)

経験談:私が行ったアザラシツアーの流れ

ここからは、私が渡航を決意したところからホテル予約、渡航、ツアー参加までどのように旅行を進めたか一連の流れを記載しています。個人で行こうと思っている方、是非ご参考ください!

<2019年1月末>
→「今年ってアザラシツアー催行されるのかな?」と思い、直接ホテルに問い合わせのメールを送る
→2月10日までに催行するか決定が下される、という返信+【ツアー概要】【料金表】【予約フォーム】の添付ファイルが届く

<2月8日>
→ホテルの公式HPにて催行決定を確認
→Expediaにて【東京(HND)ーマドレーヌ島(YGR)間】の航空券(エアカナダ)を予約
→予約フォームに必要事項を記入してメールで送付
→予約確定(4泊5日、3食付きプラン)

<2月25日〜26日>
→エアカナダにて羽田発、トロント&ケベック経由で38時間かけてマドレーヌ島へ到着(26日着)
 ※ケベック〜マドレーヌ島間では一度「ガスペ」という場所で着陸します。そこでは降りず、機内で待機してください。(帰りも然り)

<2月26日>
・ホテル到着後オリエンテーションを受ける
・翌日は悪天候予報で早朝7時にツアー決行か決断が下されるとのことで、それまではゆっくり休もうとすぐに就寝

<2月27日>
・朝7時にホテルロビーへ行き、ツアー決行(9時の便)を確認する
・9時に集合場所へ行き、マスタングスーツ&ブーツを受け取って着替える
・ヘリコプターに乗り込み、20分後くらいに流氷へ着陸
・約2時間のフリータイムで念願のアザラシの赤ちゃんの写真を撮りまくる
・ホテルへ戻って休憩
・夕飯後、動物写真家・小原玲さんのプレゼンテーションに参加

<2月28日>
・遅めのブランチをとり、昨日のアザラシ写真をまとめたり、他の宿泊客と団欒
・島内(西部)観光ツアーに参加
・夕飯後、少し体調がすぐれず直ぐに就寝

<3月1日>
・9時の便で2回目のアザラシツアー参加
・さらにずんぐり太った赤ちゃんの写真を撮りまくる
・島内(東部)観光ツアーに参加
・日没ツアーに参加
・日本語を学びたいという地元の高校生に日本語を教えたり、皆で団欒

<3月2日>
・ホテルロビーにて精算し、チェックアウト
・ホテルのシャトルバスで空港まで移動
・ケベックで乗換18時間あったので街散策
・アイコン的存在のホテル「Fairmont Le Chateau Frontenac」で宿泊

<3月3日〜3月4日>
・エアカナダにてケベック発、トロント経由で39時間かけて日本へ到着(3月4日着)

<旅にかかった大まかな費用>
・航空券 ¥259,000
・ホテル 3泊4日 三食付き $3,407.33(カナダドル)(当時約¥282,000)
→旅行会社が提供しているツアーだと100万円近く払った、という方がいました。個人で手配する方法が1番安い価格でいけると思います!

留意点

【1】アザラシツアーが決行できない年がある
アザラシツアーは“流氷”の上にヘリコプターを着陸させて見学するものですので、流氷がしっかりとした厚さ・コンディションでないと催行されません。ここ10年ほどは地球温暖化が原因で流氷の状態が悪く、ツアー決行不可になった年が数年あったようです。予約をする前に流氷の状況やツアー催行の確認をオススメします!

【2】行っても赤ちゃんに絶対会える保証はない
ヘリコプターが離着陸できる、ということが大前提ですので天気、風の強さ、流氷のコンディションによって前日〜当日に判断が下されます。伸ばせる方は宿泊日数を伸ばしてチャンスを増やした方がいいと思います。(★私の場合は4泊しました)

【3】エアカナダはなかなかの曲者
噂で聞いた話ですが、まあまあの頻度でロストバッゲージが起こるそうです。また、真冬のカナダという土地柄、遅延・フライトキャンセルは起こります。心の準備をしていきましょう。(★私はリスクヘッジのため小さいトランク1つに荷物をまとめて手荷物として持ち込みました)

【4】ホッカイロの機内持ち込みは1袋まで
前述の通り、持ち込み手荷物だけで旅をしたのですがトロント空港の保安検査場にてホッカイロ1袋を残し、残りは全て没収されました・・・。調べていなかった私が悪かったのですが、ホッカイロをいっぱい持っていく場合は受託手荷物にいれましょう。(★ホテルで他の方に頂いたホッカイロが帰りのマドレーヌ島の空港でも引っかかったのですが「アザラシに会いに行ったんでしょ〜?また来てね♪」と笑顔で見逃してくれました!)

最後に...

実は私、この6年前に1度チャレンジして失敗しています。
ホテル到着前に流氷がバラバラになってしまい、乗り換えしていた空港からカナダにさえ入国せず、泣きながらとんぼ返りしました。

だからこそ、今回赤ちゃんに会えたことが心から嬉しかったです。

手配は正直面倒です。そして会える保証もない。

でも360度に広がる一面の氷は美しく、生まれたばかりのふわふわの赤ちゃんが一生懸命おっぱいを吸って成長していく姿を数センチの距離で見ることができるのは一生に一度あるかないかの経験です。

これから行かれる方、どうかお天気に恵まれますように...!

(編集部追記)

■マドレーヌ諸島とは?
マドレーヌ諸島とは、カナダ東部の小さな12の島嶼のこと。セントローレンス湾中央部、ノヴァスコシア州とプリンスエドワード島の北に位置し、行政区としてはケベック州ガスペジー・マドレーヌ諸島地域に属します。総面積は194.803 km²(東京都の10分の1ほどの広さ)。日本からは乗り継ぎ時間も含めて、約38時間のフライト。公用語はフランス語ですが英語も可。日本との時差は14時間あります。島ということもあり、食事はシーフードが美味しく、ズワイガニやロブスター、ムール貝やホタテ貝、ニシン、つぶ貝などが特におすすめです。
観光協会公式サイト: https://www.tourismeilesdelamadeleine.com/en/

■タテゴトアザラシについて
北大西洋、北極海を中心に生息。体長は大人で180-190cmほどになります。生後14日程までの幼体は流氷の上で保護色になるよう、全身が白い体毛で覆われていまが、その後灰色の体毛に生え変わります。近年、地球温暖化の影響によってタテゴトアザラシが生後数週間を生き延びるのに必要な、しっかりとした海氷が減少していることから、個体数の減少も研究されています。
ナショナルジオグラフィックニュース: https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/5460/ 

■流氷について
流氷とは、水面を漂流する氷のことです。定着氷以外のものを指し、海水が凍って生じた海氷のほか、氷山や、川の水が凍って生じた河川氷も含まれます。北極海や南氷洋などのほか、日本近海ではオホーツク海で見られます。タテゴトアザラシはマドレーヌ諸島周辺の流氷上で出産し、2週間の子育てをします。

■地球温暖化について
地球上の平均気温が上昇していることが世界の各地で観測されていますが、その原因は人間の活動により排出された二酸化炭素などの温室効果ガスであるとする説が有力だと言われています。地球温暖化現象によって、流氷の減少や海水面の上昇など様々な影響が発生していると言われています。

■アザラシツアー、その他参考リンクについて
流氷の状態によって、ツアーが開催されない年もあります。
ツアーを開催しているマドレーヌのホテル(Chateau Madelinot)公式HP
https://www.hotelsaccents.com/en/observations-des-blanchons
このHPにあるメールアドレスに直接問い合わせをしてツアー実施の有無について確認する必要があります。また、各種旅行会社による添乗員同行のツアーもありますので、手配が不安な方はそちらをご利用ください。

エア・カナダ公式サイト
https://www.aircanada.com/jp/ja/aco/home.html

エア・カナダ航空券比較(エクスペディア)
https://www.expedia.co.jp/Air-Canada-Flights.cAC.Travel-Guide-Airlines

5
  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。

コメントするためにはログインが必要です。

ログインはコチラ

新規登録(約30秒)はコチラ

■この記事を書いたタビニスト

RIE

1,085 views

プロタビニスト

Tripophobiaを患った、常に頭の中が「旅」になってる人間です。


18歳でのインド旅行を機に旅に目覚め、以降まだ見ぬ世界を見尽くしたい!とチャンスさえあれば旅に出てます。
自然を感じる旅や動物に触れ合う旅が大好きです。

プロフィール

関連記事一覧